大阪・中崎町のコモンカフェで開催されるトークイベント『けんちくの手帖』のイベントレビューを準備室メンバーが、それぞれの視点から綴ります
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カテゴリ:西江 幸久( 1 )
化け物とカビ菌
「らしさ」という概念は、都市に関わる研究や仕事についていれば、誰もが一度は聞いた事がある、あるいは考えた事があるだろう。東京の事情はよく分からないが、関西に住んでいると京阪神3都に限ってみても、「京都らしさ」をはじめ「大阪らしさ」「神戸らしさ」と、それぞれの都市の色を漠然と表現する概念は、少なからず耳にする。そして面白い事に、それぞれの都市の「らしさ」において、なんとなくみんなが共有できる部分を潜在的に持ち得ている。「京都らしさ」という言葉を聞いて、具体的に思い浮かべるイメージは、京都タワーや駅ビルだったり、町家や舞妓さんだったり、鴨川や大学のまちであったりと、十人十色であるにせよ、漠然と「京都」という都市が発するイメージは、同じ関西という文化にある「神戸」や「大阪」のそれとは違う京都独自の部分を確実に担保しているから凄い。そして、神戸や大阪においても同様、他の2つの都市にはない、独自の都市だけが独占できるパブリックイメージを持っている。

このパブリックイメージの力とはすごいものがあり、都市レベルでの魅力として、関西内外から、また京都の場合は特に、海外から多くの観光等の目的で人々を寄せ付けている。なんだかブラックホールのような、魔物のような、得体の知れない大きな力がそこには存在している。京都の駅ビル工事の当初の計画を、景観論争等から3年も遅らせたということだから、いかにパブリックイメージが恐ろしい化け物かということは、それだけでも感じることが出来る。

しかし「けんちくの手帖」のスタンスは、この得体の知れない化け物に対してはほとんど無抵抗に近い。とはいえ無力で逃げ腰になっているのではなく、最初からそうした化け物の存在を受け入れた上で静観し、彼らをうまく避けながら、その隙間をまるでカビ菌のごとく前に進み、自らの栄養を着実に蓄え育っていこうと企んでいる。(それはそれで、化け物から見たら嫌らしい存在かもしれないが。。)だからこそ、今回のゲスト「京都げのむ」さん(げのむ=細胞)に出会えたのは実に有意義なことなのだと会を通じて実感した。

マクロレベルで、パブリックイメージがどうこうという議論はたぶん、時代時代ごとにいくらでも勝手にやられていく。一方、ミクロレベルで(例えば、カビ菌や細胞のような)仲間を見つけてじわじわと増殖していく感覚は、時代時代ごとに潜在的にやられてきているかもしれないが、表にはなかなか出ない。(出たとすれば、それは既にパブリックにある程度反映されていて、表からはミクロな世界はよく見えない。)「けんちくの手帖」が目指しているものが、単に反パブリックなミクロな世界で自分たちだけ愉めればそれでいいのか、はたまた化け物をじわじわと腐らせて吸収させてやろうとまでしたたかに思っているのか、まだ始動から1年程しかたっていない現在はなんとも言えないが、少なくともメンバーにとっては(おそらく「京都げのむ」さんにとっても?)、今回こうして似たような動きをもった仲間を見つけられたということは、この先「けんちくの手帖」が内輪で完結する可能性が限りなくゼロに近くなったことを意味しているように思う。今後とも、こうした増殖活動を通じて、一つでも多くの菌や細胞体のようなミクロな生命どうしで路を開いていける事を心から愉しみにしている。
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by archnote | 2006-05-07 15:19 | 西江 幸久